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大気汚染と肺がんリスクの増加:PM2.5と健康への深刻な影響を理解する | Nihonjinfufuの小恰好商店はじめました

新型コロナウイルスよりも恐ろしい〜大気汚染リスクについて学ぼう

デトックス

新型コロナウイルスに振り回されたこの数年。2019年12月から2022年4月までの2年8ヶ月で、累計約640万人の死者を出したと言われていますが、実は世界ではそれを上回る死者数を毎年もたらしているのが「大気汚染」だということをみなさん知っていますか?

2021年には、世界で810万人が大気汚染によって命を落としており、これは人類が直面する最大の環境的脅威の一つとされています。

大気汚染ワースト上位3カ国は南アジアに集中する

世界の中でも特に南アジアの国々では、大気汚染の影響が深刻です。

バングラデシュ、インド、パキスタンは、世界で最も大気汚染がひどい国としてTOP3に挙げられており、その状況は年々悪化しています。しかし、この問題は「対岸の火事」ではなく、世界中で年々悪化を辿り、見過ごせない世界的脅威になっているのです。

喫煙未経験者の肺がん増加

2024年8月27日のナショナルジオグラフィックの記事では、特に注目すべき点が報じられました。

喫煙経験のない肺がん患者の割合が世界的に増加しているというのです。

米国では、肺がんによる年間の死者数が約12万5000人に上り、これは乳がんや大腸がん、子宮頸がんによる死者をすべて合わせた数を上回ります。肺がん患者のうち、喫煙経験のない人の割合は20年間で8%から15%に増加しており、大気汚染が一因と考えられています。

台湾での大気汚染の深刻な影響

2024年8月27日ナショナルジオグラフィックのニュースより

実は台北に住んでいた頃、黄砂やPM2.5が吹く季節が近づくと、いつも憂鬱になっていました。というのもアレルギー体質の私は、この季節、途端に目も開けられないほどの症状が続き、毎日抗アレルギー薬を飲まないと生きていけない生活が一定期間続くことに、毎年悩まされ続けていました。

この記事でも言及していましたが、台湾では肺がん患者の3人に2人が喫煙歴のない人々だそうです。台湾の大気中には、WHOが定める安全基準の4倍のPM2.5が含まれており、その主要な排出源は自動車の排ガスや石炭火力発電所、石油化学工場です。さらに、風に乗って中国本土から飛来する有害物質も問題となっています。

肺がんは発見された時点でステージ3から4ということが多く、自覚症状の少ないがんと言われているため、台湾では2015年に、喫煙未経験者向けの肺がん検診試験「TALENT」を立ち上げ、早期発見の呼びかけをし、1万2000人以上が検診を受けた結果を2021年の世界肺がん学会で発表しました。

なんと自覚症状のない人も含めて、100人あたり2.1人の肺がん患者が見つかったことを報告しています。

PM2.5の危険性とは?

PM2.5とは、大きさがわずか2.5マイクロメートル(髪の毛の太さの約30分の1)以下の粒子状物質のことです。炭素成分や硝酸塩、硫酸塩、ケイ素、ナトリウム、アルミニウムなどが含まれており、非常に小さいため肺の奥深くまで吸い込まれやすいのです。

またこの粒子は、同じ時期に飛散が多くなる黄砂や花粉にくっつきやすく、外出すれば服や髪などに容易にくっつきます。そのまま家の中に持ち込まれれば、外出していない小さなお子様からペットまで、このリスクに晒されます。

直径2.5マイクロメートル以下のこの微粒子は、非常に小さいため肺に残り、血流に入り込み、多くの器官系に影響を与え、心臓病、脳卒中、糖尿病、肺がん、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの成人の非感染性疾患のリスクを高めます。報告書によると、PM2.5は世界中で最も一貫したかつ正確な、健康障害の予測因子であることが判明しています。

特に子供が受ける影響

PM2.5の影響を一番に受けるのが子供たちです。母親の胎内にいる時からそのダメージを受け、その影響は生まれてからも一生続きます。

子供は発達途上なため、呼吸は大人の約2倍速く、体重1kgあたりの呼吸量は大人より多いのです。そのため、大人より汚染物質を貯めやすくなっています。しかも身長が低いため地面に近いところに集まる高濃度の汚染物質をさらに多く吸い込みやすいのです。また、子供たちの体は、発育に必要な栄養を大量に持っていかれるため、吸い込んだ汚染物質を分解・解毒・排出する能力が大人よりも低く、深刻な健康リスクにさらされやすいのです。

子供の死因の約5人に1人を占める肺炎や、年長の子供に多く見られる慢性呼吸器疾患である喘息は、大気汚染にさらされていることが原因とされています。

大気汚染による健康リスクへの対策

ウイルスの猛威に怯えてきたここ数年ですが、大気汚染はもっと深刻です。早期発見、早期治療に加えて、私たちはその影響から身を守るための対策を講じる必要があります。以下は、日常生活でできる大気汚染対策です。

PM2.5の濃度チェック

スマホのアプリを使ってPM2.5の濃度を日々確認し、濃度が高い日は外出を控え、窓やドアを開け閉めする回数を減らしましょう。また、洗濯物は室内で干すように心がけましょう。

どうしても濃度が濃い日に外出する際は、PM2.5対応タイプのマスクをして外出しましょう。特に冬から春にかけてPM2.5の影響が強くなるので、早めに対策を始めましょう。

室内の空気を清浄化

室内は外気が侵入したら出口がないため、HEPAフィルター搭載の空気清浄機やPM2.5対応のエアコンを使用して、室内に侵入したPM2.5を排除し、生活の中での暴露を減らしましょう。

栄養バランスの取れた食事

免疫力を高めるために、栄養バランスの良い食事を摂り、加工食品や添加物をできるだけ避けることが大切です。また、空腹状態の時に白血球のリンパ球などの働きが活発化するため、食べ過ぎに注意し、16時間から18時間の間欠式断食を取り入れることも効果的です。

デトックス習慣の導入

入ってきてしまった有害物質を外に排出するデトックス習慣も忘れず行ってください。

現代社会ではデトックスは必須項目です。免疫力が落ちている体で入ってきてしまった有害物質を排泄することは非常に難しいからです。

しっかりデトックスをして、体の中に蓄積させないように気をつけましょう!

まとめ!

大気汚染は世界的に深刻な問題であり、特に南アジアや台湾ではその影響が顕著であり、それを「対岸の火事」を思っていてはいけません。

喫煙経験のない人々の間でも肺がんのリスクが高まっている現状を踏まえ、私たちは大気汚染から身を守るために、日常生活でできる対策を講じる必要があります。

PM2.5の濃度を確認し、適切な空気清浄機を使用すること、そして体内に入ってしまった有害物質を排出するデトックスを実践することが、健康を守るための重要なステップです。

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